繰り返し思う夏 2025.7.1

暑い毎日が続いておりますが、皆様方におかれましては、ますますご清栄のことと、お喜び申し上げます。

さて、今年は太平洋戦争終戦から80年目となる節目の年であります。平和を祈念する様々なイベントや特集番組などで改めて平和に対する思いを強くする夏になると思います。私たちは、常日頃、当たり前に日常生活を送っております。このことがどれほどありがたいことであるかなども意識をしていないのではないでしょうか。

沖縄県では、さる6月23日の「慰霊の日」に糸満市摩文仁の平和記念公園で「戦後80年沖縄全戦没者追悼式」が開催されました。沖縄戦をあらためて紐解いてみますと、太平洋戦争末期に沖縄諸島に上陸した連合国軍と日本軍との間で行われた地上戦で多くの住民を巻き込んだ悲惨な戦いでありました。1945年3月26日の慶良間諸島上陸から始まり、4月1日に沖縄本島上陸、6月23日に司令官の自決をもって今日の慰霊の日とされている三ヶ月にもわたる本土決戦を遅らすための戦いであったとのことです。また、司令官の最後まで戦うようにとの命により、敗残兵がその後も戦いを続け、正式に降伏調印がなされたのは実に9月7日の事であったとのことです。

現在も世界各地で戦争や紛争が続いております。世界の恒久的平和の実現は可能なのでしょうか。私たちに出来ることは少しでもあるのでしょうか。少しでもあるとするならば、改めて史実を振り返り何かしらを感じとることでしょうか。 広島・長崎の原爆記念日、そして終戦記念日を迎える夏でもあります。当たり前に生きていられる事のありがたさや平和へ思いをはせるとともに、改めて歴史を振り返りつつ、現在の世界情勢にも関心をもってこの夏を過ごしたいと思います。

代表取締役社長 宮﨑 登志行

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